特徴

ねじのゆるみ回転がほぼ起こらない、完全に近いゆるみ止め効果があります。
おねじの中間位置でも完全に固定が可能です。
締結力(ボルト軸力)を長期間維持することができます。
2ピース一体型なのでで、取付作業が簡単で、取付ミスを防ぎます。
オールメタル(全金属)製品のため、耐熱・耐寒に優れています。
数回の繰り返し使用が可能です。
   
   
   
   
 

構造

AとBの2個のナットより構成されるナットです。
Dの爪部分を外向きにカシメ、AとBのナットを一体化させています。
Aの回転によりCのエキセン部がBのCの壁に当たり、その反力によって「ゆるみ止め効果」を発揮します。
 

用途

現在、数社より、問い合わせ頂いております。
また、リニア用部品としても採用検討を頂いております。
 

試験結果

軸直角振動衝撃試験
項目 規格値
振動数 1,780 c. p.m
加振ストローク 11.0mm
インパクトストローク 19.0mm
加振台振動加速度 19.5G
NAS式高速 ねじゆるみ試験機
(米国航空規格NAS3350)
試験条件
項目 使用・条件
サイズ M10xP1.5
材質
締付トルク 5N

本試験機は、振動バーレルを締付けたボルト及びナットにボルト軸直角方向の衝撃を繰り返し与え、ゆるみの発生の有無を調べ、ゆるみ止め性能を判定するものです。
試験結果(軸直角振動衝撃試験)
供試ナット 振動数 振動時間
ET NUT
(エキセントリックナット)
30,000サイクル 16分50秒
異常なし
Wナット(六角ナットのW止め) 3,850サイクル 2分10秒
脱落
一般ナット+スプリングワッシャー 1,185サイクル 40秒
脱落
※振動試験を各製品毎に10回繰り返し行い、その平均数値を表記しています。